今日はハロウィーンとやら。
小生にとって、所詮この手のイベントは、西洋のキリスト教に関係した行事を利用して、どこぞの企業が仕掛けた物販戦略にホイホイ乗せられたミーハーどものバカ騒ぎくらいの認識しかなかった。
しかし先日あるイベントに参加した折、仮装した若者たちと間近に接し話もしたことから、もう少し調べてみることにした。

49376351_220x218[1]49242482_220x195[1]49324692_220x146[1]乱暴に要約すれば、以下の通りとなる。
基本的には、古代ケルト人の伝統的お祭り行事であり、それがアメリカに渡ることによって現在のようなスタイルに定着したようだ。

38095026[1]ケルト人にとって一年の終わりは10月31日であり、当夜は夏の終わりと冬の始まりを意味していたが、死者の霊が家族を訪ねてくる日とも信じられていた。
しかしその日は同時に悪霊や魔女が現れ災いをもたらすとも言われていた。
そこで人々は悪霊から身を守るために仮面を被ったり、魔除けの焚き火をした。

その風習が、カボチャをくり抜いて作ったシェードに蝋燭を灯す「ジャック-オー-ランタン」となり、仮面を被ったり悪霊や魔女に扮した仮装となって、イベント気分を盛り上げるようになった。
特に、魔女やお化けに仮装した子供たちが家々をめぐり、「トリック・オア・トリート」(Trick or treat:お菓子をくれないと悪戯するよ)と唱えては回る風習は有名である。
因みに、キリスト教とは直接の関係はないとのこと。
ハロウィーンについては、この程度の知識があれば十分だろう。

しかしこれ、日本のお盆やお彼岸の概念とよく似てるよね。
季節の移ろいに、この世の森羅万象、終わりと再生を感じ取る心の動きは、人類共通の感性なんだね。
そう考えると、何だかハロウィーンも身近に感じるのは小生もみーちゃんはーちゃんの一人ということか。

今宵はフランケンシュタインのメイクでもして酒を飲んでやろうかな。
えっ、そのままで十分だって!?
そりゃないぜベイビィ。