毎年この時期に開催される「麻布大学同窓会岐阜県支部総会」
在学当時は、麻布獣医科大学であったが、時代と共に学部も学科も増え、今の呼称となった。
小生の思い入れとは、いささか違った方向に転換してきたように感じるが、これも社会のニーズに応えるための一つのありようなのだろう。

14676453183211467645324266毎回のことではあるが、こういう席に集まる連中の顔ぶれれは決まってくる。
それはどんな組織にも共通した現象であろう。

親睦を深める方法はいろいろあるにしても、お座敷で酒を酌み交わすというオールドスタイルに、素直な共感を抱く輩が少なくなっていることは間違いない。
そういう場を嫌う心理は理解できなくもないが、総じてそういう連中とは、その他の状況にあっても付き合い辛いのが悲しい。
そんな風潮の中で、場を共有できる仲間の存在はすこぶる貴重である。
とはいえ今日ここに集まった連中のマインドに強いシンパシーを感じ、酒の味に一塩を覚えるのは、単なる年寄りのノスタルジーか。

1467645330010この会に初めて参加したのは、三十数年前になる。
並み居るお歴々が、ひな壇を飾っていたが、そのほとんどが今はこの世の人ではない。
いつの間にか、自分がその席を当たり前にしている。
お前も、もうそろそろ…(汗)

中締めが入った後、外の空気を心地よく吸いながらふらりと覗いた寿司屋。
隣には、弟のように付き合ってきた後輩がいる。
誰にも何かしらの悩みはあるものだ。
とことん話しに付き合った。

みんな悩んで大きくなる!(笑)
いろんな意味で、すっかり大きくなった奴の悩みが、切実でもあり、また可愛くもあった。
男はいつまでたっても子供である。