ここのところ、投稿するのをためらっていた節がある。
理由は自分でも良く分からない。
その間にも各種のイベントや店舗巡り、臨床セミナーへの参加等は滞りなくこなしてはいたのだが…。
ひょっとして、それをメンドクサイと感じる心の動きがどこかにあったのかもしれない。
いずれにしても、そろそろ書かずにはいられない諸々が溜まってしまった。

1466600594414 1466600698785毎月欠かさず顔を出すイベントのひとつが表題の酒の会である。
312回とは恐れ入る歴史としか言いようがないが、ご常連を飽きさせもせず、また新たな参加者を確保する内容と段取りには文句なしの脱帽だ。

毎回会場をローテーションするのだが、今回のお店「楮はなれ」の料理は、それぞれに一家言ある参加者の舌を満足させるに十分だ。
次々に繰り出される料理のレパートリーは豊富で、来るたびに工夫が凝らされ、マンネリ感など微塵もない。

主催している酒屋「酒の中島屋」が、いかようにしてモティベーションを保っていられるのかに思いを馳せる。
単なる商売絡み、損得勘定でできることではない。
1466600608235 1466600617835 1466600625897 1466600633602 1466600657055 1466600662802 1466600673036酒、なかんずく日本酒の理解と振興に特別の思い入れがあるのだろう1466600690782が、ここまで来るともう通り一遍等の理想論では済まされない。
むしろ執念や、ひょっとしたら怨念といったものまでを感じてしまうのは穿ち過ぎだろうか。
物事の動機付けには、高邁な思想や哲学よりも、本能に根ざした情念、そしてそれは不純なものほど強力だという。
ならばあながち見当はずれなものでもなさそうだ。

しかし、店主ご夫婦の飄々とした人柄と生き様に接するとき、心から日本酒を愛しているからこその312回なのだと納得してしまう。
なんと有り難いことではないか。
小生もかくありたいと願わずにはいられない。

1466604587693定時に終了した足が向かうところは、やはり古巣!
文句なしに、ほっとするね~ぇ♪
有馬ッチ、ありがとう。