正月二日といえば、一年の事始め!
何事もこの日から始めれば一年間うまくいくとされている、スタートの日だ。
とはいえ、一年の抱負など書き連ねる愚行など、今更重ねるつもりがないことは昨日のブログの通りである。

1451728772031小生の事始めは、目下最大の懸案であり楽しみでもある、5月のハーフマラソンの制覇、
そして揖斐川フルマラソンの再度の完走に向けた走り込みであった。
おニューのスパッツとキャップがわかっていただけるだろうか。

このところ、正月といえば酒を飲むことに明け暮れて、ただそれだけで終わることを繰り返してきた。
お陰で、ズボンのベルトの穴が二つも移動した。
当然、全身の筋肉は落ち、鏡に映る自分の姿に呆れながらも、それもまた良しとしていた。

しかしある時、自分のそんな姿に強烈な違和感が生じる瞬間があった。
こんなはずじゃない、俺はこんな男じゃなかった、いったいどうなってしまったのか。
このままでは俺の男としての未来はない!
そんな思いに駆られてトレーニングに打ち込み始めて、半年が経った。

現在、体重は陸上競技バリバリ選手だった高校生の頃を下回り、手持ちのズボンはすべてリフォームに出した。
鏡に映る我が姿は、学生時代には少々及ばないものの、ライザップのコマーシャルに出てくるビフォー・アフターを彷彿とさせるに十分である。

この先、今のモチベーションを維持することは難しいかもしれない。
しかし、人生の黄昏時に差し掛かった男として、ひとつのプライドとでもいうものを堅持しようとするとき、ナイスバディーは小生にとって外せない要素のひとつだ。
それはどんなファッションにも優先する。
どれだけ屈折した精神の持ち主かは、ここで議論するつもりはない。

モチベーションの維持には、いろいろな有効策はあろう。
何事もその動機付けは、目的が不純であればあるほど強力なものとなる、という。
残念ながら今の小生にとって、不純な動機を裏打ちしてもらえる要素は微塵も無い。
しかし、来るべきロマンスの可能性もゼロではなかろう。
そんな勘違いもまた、人生には必要かもしれない。

勘違いの人生!
それもまた素敵なんだよ、きっと。