年に二回、春と秋の蔵解放！
美濃加茂市は御代桜酒造である。
ここの蔵開放に初めて出掛けたのは、昨年のこの時のこと。
小雨そぼ降る肌寒い日であった。
最寄り駅の美濃太田からは、徒歩で結構な道のりだったように記憶していた。
そのため、今回は駅からタクシーを使ってみたが、思っていたより格段に近い処だと再認識した。
飲み比べに供された酒は四種類。
ぐい飲みグラス一杯が、300円と200円、あとの二種類は共に100円という安さが嬉しい。
例によってお世話になっている酒の中島屋ご夫婦とその仲間の常連と合流。
酒談義に花を咲かせ、杯を重ねた。
残念なことに、毎回ツーショット記念写真を撮る美濃加茂市長の姿がない。
どうも小生がうっかりしている間に、行き違いになったようだ。
本来ならこの仲間達と岐阜に繰り出し行きつけの居酒屋で飲み直すところだが、この日ばかりは遠慮した。
静かに酒の余韻に浸りたい。
人生には、今まで当たり前だったことが当たり前でなくなる瞬間というものがある。
何処から来て何処に向かうのか、自分とは何者か。
大切な存在とは何か。
これからの人生を、それなりに深く考えた一日であった。
