1470317676145147031770892014703176926261470317794722 1470317787824 14703177774861470317802429多芸多才な酒飲み友達!
エアブラシアーティスト、ロックシンガー、モータースポーツ、鷹匠…。
彼と飲む機会が増えてきた。
何度会っても、いくら話しても話題が尽きない。
奢らない、どことなく三枚目なキャラが、なおさら魅力を引き立てる。

彼の住まいが一宮市なのもあって、最近は一宮で遊ぶことも多い。
たいがいは、知る人ぞ知るディープな居酒屋が主体だが、今夜はオカマバー!
147001657413114700165415081470016495608147001660269014700165220681470016672074147001663242050を過ぎているというママの色っぽさは、そこいらのリアル女性のそれとは一線を画す。
飲むほどに、話すほどにバーチャルな桃源郷へと引きずり込まれながら、カラオケに興じ、覚えたてのジルバを踊り、自分が何者であったかも忘れてしまう快感に身を任せる。

こういう時間を持つことのリフレッシュ効果は、今まで思ったり感じていた以上に大きなものだと気付いた。
ましてやそれが、禁断の世界への入り口を行き来していたのであれば、生まれて生きていることの意味といったものを、改めて考え直すに十分な時間であった。

世の中には、自分の価値観や嗜好とはかけ離れた世界で生きている人がいる。
性的マイノリティーの人達もそうであろう。
バカだのキモイだのと声を張り上げてオチョクる野郎どもは、案外己の危うさを隠すために必死になっているのかも知れない。
はたして小生のキャパがそれらを包含するだけのものであるかどうかは別として、ここまで楽しませてくれるエンタテイメントの才能には感服する他ない。
末永くお友達でいて欲しいものだ。

この種の興奮に酔った夜は、やはりどこかでクールダウンが必要だ。
懐かしい店々が浮かぶ。
しかしこんな夜更けは大人しく切り上げて、慣れた酒を飲み直す方が得策か。
心地よい疲労感を道連れに、我が家を目指した。