膝蓋骨骨折手術から6週間が経とうとしている。
昨日は整形外科での診察と検査だった。
レントゲン的には骨癒合は順調で、ある程度の負荷をかけたリハビリにも耐えられる状態に回復しているようだ。
主治医の言、「もう何でもやってください!なんならジョギングだって始めていいですよ…」
こちら、まだ膝の曲げ伸ばしもろくにできないのに、それはないだろう(笑)
とはいえ、有難いことには違いない。
診察後は、リハビリルームに。
小生を担当する理学療法師の先生、なんと独身の美人である。
しかしニヤケてはいられない。
いつものことだが、いたって優しい口調とは裏腹に、やることはキッチリしている。
「ウッ」「ギャ」「イテテテ」
施術中は、それが合言葉になっている。
当然ながら自宅でのリハも課せられている。
ゴム帯を使った筋トレと固まった膝の曲げ伸ばし、難物は階段昇降だ。
膝がカクッといきそうで、特に下りには恐怖を感じる。
それほどに太腿の筋力は低下してしまった。
宇宙飛行士が帰還後に上手く立てない理屈がよく理解できる。
リハビリの後にやってくるのが、関節の腫れと熱感そして痛み。
当院にワンコを連れて来られたある医師の言葉が、妙に分かり易く納得ものだった。
「この種のリハビリは、拘縮した筋を無理やり引き伸ばす、つまり捻挫を繰り返しているようなもの。腫れて痛むのも仕方ない」
さすがお医者さんだね!
とはいえ、何事もやり過ぎて元も子も無くしてしまうのが小生の悪い癖。
美人先生からも、くれぐれも無理の無いようにとの、優しくも辛辣なご指導をいただいて胸を熱くした小生であった。
外はもう五月の若葉が照り輝いている。
イチからのやり直しに、エールをもらったようだった。