今年の正月は禁を破って朝からお神酒をいただいた。
むろんあくまで儀式的かつ形式的なものだが(^_^;)
死んだ親父を思い出した。
お節を摘みながら、チビチビとやる幸せそうな顔を。

今年は親父の死んだ歳を超えた。
晩年は脳梗塞を患い、お袋に介護されての日々を送っていた父だが、白衣を纏って颯爽と歩く姿を今も思い出す。

幸い、小生は頭が軽い分、健康には恵まれている。
今日は足り初めと洒落てみた。
強烈な寒風が気力を萎えさせるが、日頃のトレーニングの甲斐あって、予定の行程をクリア。
昼風呂をつかい、ミネラルウオーターで一息入れるが、まだ時間は早い。
気持ちを新たに、初詣へと繰り出す。

向かった先はおちょぼ稲荷。
先代の宮司さんはロータリー仲間であったが、惜しくも亡くなられた。
いろんな思いを胸に、長い渋滞をもろともせず参道へと辿り着く。
毎年の光景ではあるが人混みに歩みが進まない。

そそくさとお参りを済ませ、メイン(汗)の串カツ屋へ。
このシチュエーションだからこそ美味いと思えるいくつかを平らげた後、じゃがバタ、たい焼きと続く。
本来ならビールにワンカップといきたいところだが、家に帰ってからの楽しみに残しておいた。

夕日が山に隠れ、寒気が頬を刺す頃の帰宅となった。
何はともあれ、徳利をレンジでチン!
程よい燗酒に生き返る。

今日で正月が終わる。
明日からはまた日常が始まるが、それこそが新しい年の始まり。
己の本分を胸に、一歩進めたらと思う。